「変形技」の一例として、まずよくつかわれる「Vサーチ」を説明します。
第4ブロック(左側の真ん中のブロック)には5,6行、1、2列にわたってすでに2345の数字で埋められています。2行2列にある1の数字により、このブロックでは4行目しか1は入りません。そのため、4行目に属する他のブロック、つまり第5ブロック、第6ブロックの1の候補は消去されます。第5ブロックでは(4,4)、(4,5)のセルには、1は入りません。この技がVサーチと呼ぶ技です。
結果、この場合には、6列目にある(1,6)の存在により、基本技Bサーチにより、赤いフォントカラーの (5,5)=1 が決定されます。
次は、”hidden pairs”、「二国同盟」、「予約」などと呼ばれている Q サーチです。
中央のブロック(これを第5ブロックと言います)には、4行、5行にある1,2の存在により、6行目の(6,4)および(6,6)のセルにしか1,2ははいることができません。この二つのセルは、他の候補789もあるのですが、1,2によって占有されます。この二つの数字は二つのセルを「予約」したことになります。また、二つのセルには、ともに4789という4つの候補をもつため紛れて見つけにくいため、Hidden pair (blockで二つの場所しか入れないpairの数字)とも呼ばれます。
これが、「変形技」となり、結果(4,5)=4 がBサーチでも求まります。
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