数独の解法は、基本技で示した4つの状態、つまりたった一つのセルまたはたった一つの数字を見つけて「確定」することです。
では、この解法だけではまだ全部のセルが埋まらない場合はどうするのでしょうか?
数独の解法には、大きく分けて「一発」で決める基本技と候補の数字やセルの関連を見通してあり得ない候補を「消去」して、「一発」で決まる状態を作り出す変形技(中級技、上級技)があります。
変形技の後、基本技で決定します。変形技を複数回重ねて使う場合もあります。
超上級サーチは、これらの技だけでは、どうしても解けない場合に苦し紛れに使う技です。ペンシル・ワーク(鉛筆を使って解く)の場合、二つの中どちらかを仮定して進むので「仮定法」と呼ばれています。
各方法の簡単な紹介は、
http://numberplace.blogspot.jp/2009/09/50.html
にあります。
2012年12月31日月曜日
2012年12月30日日曜日
2012年12月29日土曜日
2012年12月28日金曜日
プレゼン(3) 数字の見つけ方
「数独」のもとの名前は「Number Place」です。だから、数独の命名者、鍛冶氏のニコリ社以外では、ナンプレと呼んでいます。
パズルやゲームの名前には、「七ならべ」や「坊主めくり」のように、プレイの仕方やルールを暗喩しているのが多いですが、ナンバープレース もそうです。
一番目のヒントが、Number で、数字を探し、二番目のヒントが、Place で、場所をさがすことになります。
これからは、基本技の紹介です。
2012年12月27日木曜日
2012年12月26日水曜日
2011年10月24日月曜日
あの日、あの時(最終章)
ときは2006年11月23日、外には冷たい風が吹き始めていた。コンテスト発表会当日である。我々は大学を出て、会場にむかった。
和歌山市手平にある「和歌山ビッグ愛」にむけて車を走らせていた。24号線から国体道路にはいってしばらく走ると左のほうに「ビッグエッグ」が見える。広い駐車場に車を止めるとその反対側にめざす建物があった。
一階の大ホールとなる会場にはすでに数十名の人たちがたむろしていた。中学生、高校生といった若い人が多い。わたしたちは早速プレゼンの準備に取り掛かった。大学院生のO君がパソコンのセットをしてくれた。わたしたちの作品「数独(ナンプレ)パズルの解析ソフト」のプレゼンテーションは一番最初である。パワーポイントの作動を確認したあと一緒に来た四年生のN君、I君と談笑して開演のときを待った。
この場におよび徐々に何か場違いな雰囲気に気づき始めた。そしてその事は、壇上にあがり話し始めた時まさに実感となった。その頃、まだ数独人口は少なく、一部のパズルマニアの世界の話題であった。審査員の中に、そして会場のなかにナンバープレースあるいは数独の名前を聞いたことのある人が何人いただろうか。ましてやそのパズル解法のアルゴリズムの独創性に気づいた人がいただろうか?
休憩時間に同じ大学の審査副委員長を勤められているA教授とすこし談笑した。コンテストの趣旨や目的も吟味せず、思いつきで応募したことを詫びた。適当な学会や部会がわからなくて、とりあえず応募した次第ですと。発表も学生にやってもらおうと思っていたのに、固辞されて叶わなかった。そして、その年の卒業研究テーマとして、「数独を利用した思考過程シミュレーションモデル」は、結局誰も手をあげるものはいなかった。
コンテストは、苦い思い出となり、数独への興味は完全に萎え果ててしまった。
和歌山市手平にある「和歌山ビッグ愛」にむけて車を走らせていた。24号線から国体道路にはいってしばらく走ると左のほうに「ビッグエッグ」が見える。広い駐車場に車を止めるとその反対側にめざす建物があった。
一階の大ホールとなる会場にはすでに数十名の人たちがたむろしていた。中学生、高校生といった若い人が多い。わたしたちは早速プレゼンの準備に取り掛かった。大学院生のO君がパソコンのセットをしてくれた。わたしたちの作品「数独(ナンプレ)パズルの解析ソフト」のプレゼンテーションは一番最初である。パワーポイントの作動を確認したあと一緒に来た四年生のN君、I君と談笑して開演のときを待った。
この場におよび徐々に何か場違いな雰囲気に気づき始めた。そしてその事は、壇上にあがり話し始めた時まさに実感となった。その頃、まだ数独人口は少なく、一部のパズルマニアの世界の話題であった。審査員の中に、そして会場のなかにナンバープレースあるいは数独の名前を聞いたことのある人が何人いただろうか。ましてやそのパズル解法のアルゴリズムの独創性に気づいた人がいただろうか?
休憩時間に同じ大学の審査副委員長を勤められているA教授とすこし談笑した。コンテストの趣旨や目的も吟味せず、思いつきで応募したことを詫びた。適当な学会や部会がわからなくて、とりあえず応募した次第ですと。発表も学生にやってもらおうと思っていたのに、固辞されて叶わなかった。そして、その年の卒業研究テーマとして、「数独を利用した思考過程シミュレーションモデル」は、結局誰も手をあげるものはいなかった。
コンテストは、苦い思い出となり、数独への興味は完全に萎え果ててしまった。
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