2009年9月2日水曜日

(40) 合体ナンプレ事始

 ナンプレファンに載っている最もやさしい2葉の合体ナンプレについてやってみた。(SUDOKU_Ver25) 2葉のうち、一つのナンプレだけを取り出し、スタンダード・ナンプレとして解いてみる。方法は原始的なもので、行き詰ったところを出発点として、共通部分の空白セルの候補をもう一つのナンプレとの関連から類推して、試行錯誤で求めていくやり方である。

当時の記録から合体ナンプレの取り組みを書き記そう。

2006年7月31日 合体ナンプレの専用ソフト Ver.25  を立ち上げた。簡単に解けるものもあったが、大体はうまくいかない。一つのナンプレだけ取り出して解いてみると、10種類もの多数解が求まるものもあった。

2006年8月4日 合体ナンプレに取り組んでいるが、どうも手強い。何かうまい法則を見つけないとてに終えない。
ニコリ別冊に載っていた数独作者たちの座談会で老人たちが語っていたことを思い出した。「表出数の個数の少ないのを作っていく。20個にしたときに解き方のパターンが決まってくる」
何のことだか分からない。どのように取り組んだらいいのか。共通部分をどのように活用するのか。何かよい方法はないだろうか。どうもわからないことばかりである。

2006年8月6日 合体ナンプレの道が少しばかり開けた。数独の世界にこんな法則があったのかという思いがした。馬鹿だなあ。ちゃんとした候補があるのに。

これ以後合体ナンプレへの取り組みを中断する。スタンダード・ナンプレの解法に画期的なVBAの解法を発見したからである。それと、和歌山ソフコンの申し込みが迫ってきているからである。

その後、合体ナンプレの取り組みは2007年11月まで続き、60種類の合体ナンプレ(最高59連ナンプレ)が自動的に解けるソフトを開発した。これも、長い長い苦労話があり、項を改めて書くことにしよう。

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