2009年8月7日金曜日

(34) 基本系 Sサーチの発見

2006年7月21日(金) イオン旭屋書店にて、「ナンバープレース40号記念号」という数独の雑誌を買った。これを見ていると突然 Sサーチというのを思いついた。これまで漠然と数字を決定するのはPサーチとMサーチの二つの基本系ばかりに目を奪われていたのだが、Block と同様にColumn(列) と Row(行)も同様の役割を果たすのだ。つまりBlock, Column, Row は対等でBlock で考ええる手法はColumn や Row でも同等に成立するし、一つのセルはどのセルも、そしてすべてのセルが、ひとつのBlock , 一つのColumn そしてひとつのRow に属するということである。

目からうろことはこの事か。乙女の姿がよく見るとおばあさんの顔にも見えるという「隠し絵」のように、Pサーチとおもっていたのが、実はSサーチでも解けるということがわかった。(ニコリ数独名品100選
の初級パターン①から⑤は、すべてPサーチであると同時にSサーチでもあるのだ。純粋にPサーチであるのは初級パターン④だけである。)

この発見により、数独の基本手順は4通りに分類できることがわかった。基本系とはその手順だけで、数字が決定する手順のことである。そこで、プログラムの書き換えを行い、かつ探索法の名前の変更をおこなった。
 
 Bサーチ(Pサーチ) あるBlock の中で入るセルが一つしかない数字を探す。
 Lサーチ(Sサーチ) ある 行 の中で入るセルが一つしかない数字を探す。
 Cサーチ(Sサーチ) ある 列 の中で入るセルが一つしかない数字を探す。
 Mサーチ(Mサーチ) ひとつの候補しか持たないセルを探す。

 

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