2006年5月15日(月)の卒業研究ゼミで、N君がNTTコミュニケーションシステムズに就職が内定した旨の報告があった。この時期すでに内定をもらっている学生もいたが、そうでない学生は就職活動で飛び回っていて、ゼミは週一回全員顔を合わせて、一週間の研究の進捗状況や活動報告をすることになっていた。
研究室の配属は3年生の初めにあり、3年の後期には卒業研究に必要な演習を行う。私の研究室のゼミでは3年の終わり(実質的には1月末頃)までに各人の卒業研究のテーマとその内容を決め、プレゼンテーションが出来るようにしていた。長年の会社時代の技術面接の経験では、話題は卒業研究テーマぐらいしかないことを知っていたから。
N君の卒業研究テーマは、私の大学でのメインテーマの「乗り物酔い」に関するものであったが、まだ幾許も進んではいなかった。その日のゼミで、数独ソフトのVer4を披露したら皆は「すごい」といってくれた。N君はソフトの会社にいくから、卒研もソフトに関するものをやりたいというので、数独の問題を解けるようになるようにと話をした。その時、私の頭の中にあるアイディアが思い浮かんでいた。学科名は「生体機械工学科」といい、研究室名は「生体ダイナミクス」であったので、数独ソフトを研究室テーマにふさわしいものにする必要があったのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿