2009年6月8日月曜日

(19) 「ニコリ数独名品100選」を買う。

先の文芸春秋6月号の鍛冶真起氏の記事に予告があった数独本「ニコリ数独名品100選」を本屋で見つけて買った。私の習慣で買った本の後ろの見開きには必ず購入した日を記入しておくのだが、それによると2006年6月5日とある。

丁度 A サーチが完成しかかっていたころなので、100選のうちどの程度の問題が解けるのか大変興味があった。100題をインプットするのに3日ほど掛かった。大体10題くらいインプットするといやになる。それも仕事の合間にするのでなかなか時間が取れない。またインプットの方法にも、いくつかのノウハウがあることがわかった。

インプットのミスで多いのは数字の入れ忘れである。入れ忘れでも解ける問題ではミスに気がつかない。名品100選の6番の問題で右下(9,1)のセルの8を空白セルとして解いていたことがある。100選のこだわりは「対称性」であるらしい。しかし難問になると非対称のほうが多い。

SUDOKU_Ver10 になると、A サーチは62ルートをカバーできるようになった。さらに、number_tree というマクロをつくりその樹木図をSheet1にかけるようにした。これにより、解がどのような経路をたどり Final answer にたどり着いたかが検討できる。Ver9 の 30ルートは 30=2+4+8+16 で 4階層に相当する。 Ver10 では 62=2+4+8+16+32 で 5階層をカバーすることになる。

このAサーチは現在のものと同じであり、これ以上のものは必要がない、というより このAサーチそのものが蛇道ではないかと気がついたからである。それもこの「ニコリ名品100選」の最初についている「数独解法の手引き」が参考になった。およそ理論から離れた実務的な考え方が。

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